高浜市で開催される「雛めぐり」をご存じですか。愛知県高浜市で毎年3月3日を挟んで行われる伝統的な行事です。
雛めぐり散歩2024
今年も高浜市雛めぐりの季節がやってまいりました。雛めぐり開催期間中、江戸・明治から昭和にかけて制作された雛人形の展示や、現代風の「福よせ雛」が人形小路(にんぎょうこみち)一帯で公開されます。
開催エリア/ 名鉄吉浜駅から人形の寺・柳池院と宝満寺を巡る800mの散歩道
開催日/ 2024年2月17日(土)~3月3日(日)
開催時間/ 10:00~15:00
お問い合わせ/ 0566-53-2603(人形小路の会)
今年も高浜市で開催されている「雛めぐり」へやって参りました。前日の雨が上がり、気温が上昇!コートなしで散歩スタートです。
最寄り駅は名鉄三河線「吉浜」駅。刈谷駅から9分で到着する駅です。電車でお気軽にお越しくださいませ。
吉浜細工人形になった藤井聡太氏
細工・菊・雛・人形の里「吉浜」へようこそ!
壱番館から順にご覧いただきましょう。壱番館の目玉は細工人形「藤井聡太」氏です。
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細工人形とは、木の実や貝殻など自然の素材で飾った等身大の人形を使い、歌舞伎やドラマの名場面、歴史上の出来事などを再現するものです。
金屏風前に並ぶお内裏様とお雛様。
藤井聡太竜王と加藤一二三プロ棋士の対決を再現した「藤井聡太八冠への道」。装飾には貝殻や植物の種が使われています。
藤井竜王の活躍を祈り作られています。
駒を進める会場で応援する福よせ雛たち。婦人グループの三河吉浜福よせ雛のメンバーが中心となって制作。
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役目を終えた雛人形を、新しい形でよみがえらせる事を指します。
人形小路には順路の矢印看板が掲示されています。初めてのあなたは矢印を頼りにお進みください。
散歩中、沿道に飾られた雛様を自分アングルで見つける楽しさもあります。まずは高浜吉浜郵便局前の壁面飾り。
今年の干支、カジュアルな竜様と雛様のコラボ。
2024年のテーマはパリオリンピック
毎年華やかに飾られる人形工房は、毎年テーマが変わるため楽しみにされている方も多いはず。
今年のテーマは「がんばれJAPAN!パリオリンピック」!
2024年7月26日(金)から始まるパリオリンピックの雰囲気を一足先に味わう事ができます。
がんばれ!NIPPON!!
窓際には高浜市芳川町出身の杉浦悠太選手のゴルフ雛が飾られています。
現在22歳。ゴルフが趣味のお父さんの影響をうけ、ゴルフを始められたそうです。ますますのご活躍を期待しております。
天井には沢山の吊るし雛。見ごたえあります。
本年はボランティアスタッフの手作り作品、斬新な白バージョンも登場。
沿道にある雛様達は、雨対策を兼ねた演出がされています。
小路坂花壇。人形の町ならではの趣向を凝らした演出をご覧ください。
花が少ないこの時期。花壇を盛り上げてくれる仲間がいます。
高浜市観光協会パンフレットより。三番館へ進みます。
三番館では細工人形「家康」が飾られています。
どうする家康 松平元康の岡崎帰還。
家康と雛段の組み合わせは珍しい?
四番館には細工人形「射放弓」が飾られています。
吉浜の伝統行事シリーズです。
人馬一体となって駆け回る、迫力あるお祭り「おまんと祭り」を回転板に載せ再現!
この通りには高浜市の郷土料理を購入できる「魚松」があります。本日は定休日。
雛めぐりの休憩所
散歩に少し疲れたらおいでん横丁で休憩しましょう。月から金曜日営業の喫茶店や週末営業の小物店もあります。※雛めぐり期間中は毎日営業
古民家を改装した仲平茶屋。
だんご・五平餅・お弁当。夏はカキ氷が楽しめます。
高浜市観光協会パンフレット切り抜きより。散歩再開します。
五番館は吉浜細工人形発祥のお寺と言われている柳池院(りゅうちいん)です。柳池院と宝満寺では、愛知県無形文化財「吉浜細工人形」新作奉納展が行われます。
一番館から続くレンガ道。地図がなくても人形小路を巡る事ができる道しるべです。
六番館はこども細工人形「スーパーマリオ」。
子どもたちの細工人形も素晴らしい出来栄えです。
七番館は宝満寺(ほうまんじ)敷地内にあります。毎年5月8日ごろ「花の塔」が開催される宝満寺はかつては南部と北部で奉納する細工人形が競って制作され、多くの参拝者を集めました。
七番館に飾られているのは細工人形「紫式部」。
源氏物語は今から千年ほど前平安中期に完成されたとされる日本最古の長編小説です。2024年の大河ドラマ「光る君へ」はご覧になりましたか。
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身分や職業、時代にふさわしい意匠!自然な動き!また素朴な材料と鮮やかな出来栄えとのギャップが大きければ大きいほど面白味が増します。動作や材料を良く観察すれば経験値の高い職人技が見えてきます。
八番館 細工人形「高浜歳時記」。
胴殻の製作/人形の衣服のシルエットを形成し、装飾のベースとなるのが胴殻と呼ばれる部分。胴殻作りは最も熟練を要する工程です。細工人形はごく近年までの長い間、菊師として働いて経験を持つ人たちを中心に作られていました。
昭和39年に愛知県無形文化財に指定された「吉浜細工人形」。高浜市で開催されている「雛めぐり」で、今年も「笑顔と福を呼ぶ福よせ雛」から幸福のおすそ分けを頂きました。
雛めぐり散歩2023
今年の開催日は、2023年2月25日(土)~3月12日(日)
現在でも、高浜市雛めぐりは多くの観光客に愛されています。この期間はお雛様を飾り、その美しさを一般に公開します。また、多くのイベントや催しも行われます。今年はどんな雛が待っているのでしょうか。地元の方はもちろん、雛めぐりを楽しみにしている方にも嬉しいイベントがスタートしましたよ。
マップのコース通りに進むとゴールまでスムーズです。まず、一番館へ入館。どの館も無料です。
(マップ➀)一番館では、伝統と文化を継ぐ郷土のまつりの様子を再現。
手前が射放弓で、奥が巫女舞い。
手前の人形が持つプラカードも、見落とさずご覧下さいね。
各館に雛めぐりスタンプ台がございますよ。ゴールすれば、こども人形工房にて記念品を頂けますよ。受付は15時まで。
沿道の雛めぐりもお楽しみ下さいませ。一番館の近くにある、高浜吉浜郵便局ではどんな飾りがされているのでしょうか。
高浜吉浜郵便局
ウサギに囲まれた、お内裏様とお雛様。沿道の雛めぐりは他にもございますので、散歩しながら見つけて下さいね。
(マップ➁)こちらの館はこども人形工房。入り口では、ドラえもんが出迎えてくれます。
入館すると目の前に現れる吊るし雛の可愛さに目が奪われます。こちらは、雛様の着物をばらしたり、着なくなった着物を再利用して作られた全部手作りの作品。高浜市ボランティアの方々が作られました。
毎回ユニークな飾り方が評判を呼んでいる「福よせ雛」
特につかわれなくなったおひな様をお預かりしみんなに笑顔と福を呼ぶ「福よせ雛」。どんな「おもしろい」を見せてくれるか、楽しみにされている方多いです。今年は、2023年7月20日に開催するFIFA女子ワールドカップなでしこジャパンの試合の様子を、福よせ雛で表現。
熱いエールを送る観客の様子。
ショーウィンドウでは、「サムライ ジャパン」で盛り上がっています。あなたのお気に入り選手はいるかな。
(マップ➂)こちらは三番館
かきつばた。かきつ姫の業平を慕う悲しい物語の一幕。
(マップ➃)四番館
鳳凰をかたどった鳥甲をかぶった舞人が舞う「萬歳楽(まんざいらく)」。
(マップ➄)プラザ前
150年前の吉浜小学校の様子を雛様が再現しています。
この通りに「魚松」がございます。魚松は、秘伝の甘辛醤油だれで煮込んだ鶏肉を、ふっくらごはんとまぜました高浜で昭和のころから親しまれている 美味しいとりめしを販売しているお店です。
「おいでん横丁」2012年にできた人形小路を盛り上げる新名所。昭和レトロな雰囲気が楽しい。
(マップ➅)「仲平茶屋」店内では、古典雛展が開催。江戸時代の雛人形から昭和の雛人形まで貴重な所持品を展示公開中。
柳池院。こちらにはスタンプ台がございませんが、おまいりのあと細工人形館に進み、「どうする家康」をご覧頂く事ができます。
(マップ➆)六番館。トトロの森を再現。
(マップ➇)七番館「宝満寺」
藤井聡太八冠への道。
八冠にむけて着実に駒を進めている様を再現。
(マップ➈)八番館「伝承工房」細工人形が展示。外にベンチがございますので、無料休憩場として利用できます。
毎年秋に開催されるおまんとの様子が再現。
全館回り記念品のボールペンを頂きました。
高浜市雛めぐりは、日本の伝統文化の一つであり、日本の春の訪れを祝う行事でもあります。多くの人々が、この美しいお雛様を見て、日本の伝統文化に触れることができますよ。高浜市の雛めぐりで、推し雛様を見つけて下さいね。
桜コンサルタントは刈谷郵便局本局斜め向かいの不動産屋です。刈谷市・安城市・知立市・岡崎市・高浜市・西尾市・碧南市・東浦町・大府市・豊明市・名古屋市緑区を中心とした三河エリアの不動産売買を承ります。たまに東京の不動産も仲介させていただいていますヨ。不動産のことでしたらなんでもお気軽にご相談ください!