JR刈谷駅から西へ900m先の不動産屋【桜コンサルタント】スタッフ3名でスイーツや地域情報を日々更新しています。私たちの「目線」が、ほんのちょっとでもお役に立てたらうれしいです。

刈谷市で親の介護をする2

刈谷市介護体験コラム表紙

親の介護が始まりました。初めての「介護」は戸惑う事が沢山あります。桜コンサルタントのご近所様[人生の旅人ライフトラベラーしんちゃん]に介護実体験を学ぶ第二弾です。

人生の旅人 ライフトラベラーしんちゃんとは

桜コンサルタント事務所の近所にお住いのしんちゃんさん。大手企業定年退職後、地域とのつながりを大事にして日々活動されています。人生の先輩として私がまだ見ぬ世界を教えてくれる方です。第二弾は初めて介護もやもや体験談をお聞きしました。
著者似顔絵

しんちゃんの自己紹介
「本が一冊書けそうだね」と知人に言われるような波乱万丈な人生を駆け足で走りぬけ、あっという間に還暦を迎えました。半生を振り返った時に脳裏に浮かぶのは、大変な時に出会った人たちのこと。どんなに心強かったことか!人との出会いが新しい世界の扉を開くことを知りました。

2021年は一人で育て上げた息子がとうとう結婚。息子が巣立ってヤレヤレと思ったのも束の間で、今度は親父の介護が待っていました。子として最後の役目を果たします。

介護は気遣いの嵐だ!

刈谷市介護体験コラム表紙

コロナ禍の介護

2020年1月から今日まで私たちはコロナ禍の真っただ中に生きています。この時期に入院した父と我々家族は想像以上に大変です。

病院に対する気遣い

病院であるがゆえに、感染予防対策は思った以上に厳しいものでした。

    入院患者の面会禁止・・・荷物の受け渡しは全てナースステーション経由
    病院へ荷物を持っていく時間・・・ソーシャルワーカーさんや地域包括支援センターの方から「看護師さんが比較的手すきになりやすい時間帯」を教えてもらい、タイミングを合わせる(因みに父が入院していたY病院は14:00~15:00)

他にも父が携帯電話でのメールの仕方を知らない、左半身の麻痺で思うように動かせない、院内での携帯電話の利用制限など様々な理由でコミュニケーションが思うように取れません。簡単な伝言はできるだけ手紙にして看護師さん経由で父へ渡してもらったり、看護師さんのご都合に合わせて父の容態について教えてもらいました。

治療終了後の回復期の病床選び

病気発症の初期段階の治療が終了すると、病気により低下した機能の回復や在宅復帰を目指すための治療を行う病床(転院を含む)へ移ります。

一言で「リハビリテーションを行う」と言っても、退院後にどのような生活を目指したいか?」によって、複数の病床の種類があります。

介護の夕暮れ

K病院で提案された2つの病床

ゆっくり自分のペースで地域包括ケア病床

地域包括ケア病床のイメージは「ゆっくりリハビリ」です。急性期治療を終了し、すぐに在宅や施設へ移行するには不安のある患者に対して、在宅復帰に向けた診療や介護、リハビリを行います。

病状が急変したとしても特殊な医療資源がなくても対応できる患者さんが対象なため、病状が変化し急性期病院での治療が必要になった場合は状況に応じて転院します。入院期間は60日以内

刈谷高校の冬

しっかり頑張ろ!回復期リハビリテーション病床

回復期リハビリテーション病床の印象は「しっかりリハビリ」です。脳血管障害や骨折などの治療を急性期病院で受けた後、集中的なリハビリテーションを行うことで低下した機能の回復や日常生活で必要な動作の改善を図るためにリハビリを行います。
適応疾患や入院期間が決まっています。(例:高次脳機能障害を伴った重症脳血管障害の場合は最長180日

刈谷市寿公園の春

実体験!リハビリテーション

父は回復期リハビリテーション病床を選びました。「しっかりリハビリをして自宅へ帰るぞ!!」という強い意志と覚悟が必要です。平日、土曜日、日曜日に関係なくほぼ一日中リハビリプログラムが提供されます。

父の場合は理学療法・作業療法・言語療法で1日6時間

また、リハビリテーション終了後の生活の場となる自宅について、居室のみでなく玄関や廊下、トイレ、浴室などの各サイズや段差有無の詳細情報の提出を求められ、それに基づいてリハビリテーション実施プログラムが作製されました。

浴室サイズ表

介護のため書き出した浴室サイズ

リハビリテーション実施プログラム

リハビリ実施計画書

リハビリ開始当初から「期待する機能回復を達成できるか否かは、患者さんご自身のヤル気(意思と覚悟)次第です」と、事あるごとに言われます。患者のヤル気の無さが原因で期待する機能回復が得られない場合または機能回復レベルが固定化した場合は、到達目標を下方見直しされてしまう場合があるかもしれません。※入院期間が有効に使えなくなります

選べる2つの在宅介護

リハビリテーション終了後は、高齢者の介護に関して将来的には「家族が自宅で」という流れがあるようです。
ところが、従来からの介護サービス提供の仕組みには課題があります。

    ■高齢者の在宅生活を24時間365日支える仕組みになっていない
    ■制度上の制約により必要な頻度でのサービスを受けられない
    ■介護サービス利用料金の上限額を上回った分の自己負担が増える

そうした状況を背景として、家族が自宅で、安全に、安心して介護できる地域密着型サービス「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」が2012年スタートしました。

昭和レトロレコード

定期巡回・随時対応型訪問介護看護

近隣自治体に遅ればせながらですが、刈谷市でもこの「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」のサービスを利用できるようになりました。

定期巡回・随時対応型訪問介護看護ってなに?
日中・夜間を通じて、訪問介護と訪問看護が一体的にまたは密接に連携しながら、定期巡回と随時の対応を行います。※要支援1.2の方は利用不可

要介護度に応じて定額の料金が設定されており、利用頻度が上がっても料金が上がることはありません。

 【利用者負担の目安(1か月あたり/2023年)】

    要介護1・・・6,176円
    要介護2・・・11,023円
    要介護3・・・18,302円
    要介護4・・・23,151円
    要介護5・・・27,999円

《参考サイト》
介護について知る【ハートページナビ 刈谷市版】
  

従来型の在宅介護も利用する

「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」が良いかどうかは、父の状態次第だと感じました。利用するサービス内容や頻度により、従来型の方式でサービスを利用するほうがコストパフォーマンスが高くなる場合もあります。

どちらの方式でサービスを受けたら良いかは、ケアマネジャーさんに相談して「家族が自宅で、安全に、安心して介護できる」ケアプランを作製していただきました。

介護の時に読んだ本

あとがき

2023年2月4日に参加した「介護保険に関する研修会」で、刈谷市社会福祉協議会の包括支援センター担当の方とお話しする機会がありました。

その中で、今年度から刈谷市で運用が開始された「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」サービスについては、「今後在宅での介護が増えていく中で、この仕組みについて一般市民の方にも知っていただき、ご理解いただきたい」とおっしゃっていました。

介護は誰しも必要になるお話です。今後も勉強を続けます!

しんちゃん’s介護コラム第一弾

刈谷市で親の介護をする


しんちゃんさん、またのコラム参加お待ちしてます!


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