私は10代の頃からずうっと慢性鼻炎です。20代の頃は真面目に耳鼻科に通っていましたが、鼻が詰まり続けたことから、30代からは市販の飲み薬、点鼻薬に溺れる毎日。しかしそんな生活も限界です。点鼻薬に頼った生活を30年も続けた結果、鼻の粘膜が炎症肥大化し、機能停止。この世を生き抜くために絶対必要な[鼻の呼吸]を取り戻すべく、手術を決意しました。
地元の耳鼻科で紹介状を書いてもらう
最初は巷で噂の[鼻粘膜レーザー治療(鼻粘膜焼灼術)]を受けてみよう、と考えていました。診療所の先生に鼻の穴を診てもらい、「いつから詰まっていますか」と聞かれ、「10代からです」と答えると、「うぅ~ん」と先生が唸りました。もともと鼻が詰まりやすいカタチの上、長らく使用した点鼻薬による炎症で内部が肥大化しているとのこと。即手術と診断され、総合病院への紹介状発行と予約を取ってくれました。「4日くらい入院になると思うよ」とのこと。家へ帰って家族へ話すと、娘は母入院中の自分の食事の心配をしだしました。そこ??
-
初診日のお支払いは診察+紹介状発行+飲み薬処方で2210円
-
飲み薬はプソフェキ配合錠「SANIK」(1回2錠・1日2回)920円
薬剤師さんに「鼻腔を広げる成分多めに入れときました!」と言われましたが、市販の薬が全く効かない私はその言葉に半信半疑。実際には有難いことに、もの凄く鼻の通りがよくなりました。久しぶりに鼻呼吸ができるようになり、嬉しくなって洗面台の前でス~ハ~ス~ハ~。家族に「目を見開いて何してるの?」と聞かれ、「鼻の呼吸」と答えると大爆笑が起こりました。え、普通に答えただけなのに。。。
総合病院へ行こう
初通院!総合病院
総合病院の午前中は混んでいます。予約した時間から少し遅れて耳鼻科の先生とご対面です。診察台に座り、鼻の中に細長いカメラを入れて鼻腔撮影。結構奥まで入れるので涙が出ます。そしてお次はCT検査(レントゲン撮影)です。CT検査は混んでいるとのことで、一旦家へ帰り、昼食をとってから再訪問しました。総合病院が自転車で通える距離にあるって便利です。ご年配の方が不動産を購入される時、病院の距離をかなり重要視される意味が分かります。
CT検査時は着替えることなく、ただ横になるだけ。胸元に付けたブローチもそのままです。まあるい穴へ頭部が入り、ユラユラ縦方向に揺れます。狭い所は苦手なので閉塞感があったら困るなあと思っていましたが拍子抜けです。そしてCT検査の結果を待って、耳鼻科の先生と手術の日程調整をします。先生の予定が立て込んでいるため、手術は2か月後。なんと5日入院です。入院初めてだ!
手術は2種類
CT検査で私の鼻の骨は若干右側に偏っていることが分かったため、鼻の奥の骨を取る手術をします。「骨を取っても顔面陥没するだとかはないので心配しないでください。見た目は何も変わりません。」とのこと。人間の体って意外と要らない骨があるものですね、、、(要らない骨は他にもあります。例えばくるぶしの三角骨)
鼻腔の両側に穴を開けて中身を吸引する手術だそうです。吸引と聞くとイメージするのは脂肪吸引。先生にお聞きすると、「まあ、そんな感じ!」と言われました。開けた穴は縫わずにそのままだそうです。全くイメージ湧きません。詳細は手術前の診察で説明していただけるとのこと。
手術前にも3日間の通院があります
②麻酔科の診察(手術前に全身麻酔するとのこと)
③歯のレントゲン撮影・胸部レントゲン撮影・血液採取など
日程を全て決めて終了、お会計です。
-
診察+電子画像撮影+CT検査+薬処方+薬代で9,710円
私の鼻腔は手術が決まったとたん急に開きだし、鼻の通りが格段に良くなりました。CT検査の時、診察時も、普段とは全く違う優等生ぶり。まったく、気まぐれ鼻腔め。
2022年春、総合病院コロナ病床を増やすため、手術が2カ月先に延期
総合病院の先生から手術延期の連絡がきました。ぴえんっ。待つ間のお薬を処方していただき待ちます。
-
診察+薬処方+薬代で4,710円
時は動き出す!
歯科検診と入院説明
延期になっていた手術が5月下旬に決まりました!そのため半日かけて総合病院の2階と3階をマグロのように回遊し、以下のことを行いました。
■心電図
■胸部と歯のレントゲン撮影
■歯科検診・スケーリング(歯石除去)
■医師による手術説明
■管理栄養士による入院中の食事の確認(アレルギーなど食べられないものを伝える)
■入院生活の説明
採血のために昼食抜きで行う検査は、体に堪えます。
担当医が替わりショック
ショックだったのは、延期していた間に主治医が替わったこと。初めてお会いする先生は前担当医と違い、随分と怖いことを言われます。
■鼻の骨は粘膜で囲まれており、骨を取る際に粘膜を貫通して穴が残ってしまった場合、手術後は鼻の奥で気流が乱れて鼻くそ増加(自然治癒で穴は塞がらない)
■鼻の奥の骨を取るため、鼻の付け根からすとんと落ちる(俗にいう魔女鼻になる)可能性がある
合併症を引き起こしたらまずい、というのは前主治医から聞いていましたが、以上2点は初耳です。
■「もし、魔女鼻になったら美容整形で人工軟骨(シリコンプロテーゼ)入れたらいいんじゃあないですか。」⇒先生の反応:苦笑い
■「先生は今までにそういった失敗はされたことがあるんですか?(かなり失礼な発言だが、私も必死である)」⇒先生の反応:「いえ、ないですけど。。」消極的な返しが怖いわ
そして先生トドメの一言、「手術やっても原因が他にあれば症状変わりませんから、引き続き今のお薬を飲んでください。」
やってみなきゃ分からないのは分かってます。だけど、希望を持たせてください。。。
サインした同意書の内容要約
(1)全身麻酔する
(2)切開部は溶ける糸で縫合(術後1週間前後で抜糸)
(3)鼻内に詰めたガーゼは施術1~3日以内に撤去
(4)鼻構造が若干弱くなるが日常生活が制限されるほどではない
(5)退院後もしばらく通ってね
(6)手術の本質は鼻腔の換気改善だから、鼻詰まりの全てを直す訳じゃあないよ
(7)手術前は過労や夜更かしを避けましょう
手術の詳細な術式
■内視鏡カメラを使用し片方の鼻腔内から鼻中隔粘膜を1~2センチ切開し鼻中隔を3枚(両側の粘膜と骨軟骨)に分けて、両側の粘膜は温存しながら曲がった部分の軟骨と骨の一部分のみ切除
■肥厚した下鼻甲介粘膜を切除するか、あるいは粘膜下の組織のみを削り取る
-
歯科検診+レントゲン+検査+薬代で10,090円
任せられない!手術中止
担当医師が不安を感じる先生に替わったことで、手術をする気持ちが萎えてしまいました。相変わらず慢性鼻炎は続き、息苦しさは続きます。
そんなある日、YouTube本要約チャンネルで「パンが原因で鼻炎」という動画を見つけました。ケーキが大好きなので小麦を完全に絶つことはできませんが、毎朝のパン食をご飯に変えることはできます。まずは2週間、パン絶ちして試してみます。2022年11月17日スタートです。
桜コンサルタントは刈谷郵便局本局の斜め向かいの不動産屋です。刈谷市・安城市・知立市・岡崎市・高浜市・西尾市・碧南市・東浦町・大府市・豊明市・名古屋市緑区を中心とした三河エリアの不動産売買を承ります。たまに東京の不動産も仲介させていただいていますヨ。不動産のことでしたらなんでもお気軽にご相談ください!