2024年9月23日(月)、刈谷市総合文化センターアイリスホールにて[野村万作・萬斎~狂言三代~]が上演されました。野村萬斎さんの柔らかくも張りのある、抑揚の美しい語りを聴きたくて狂言を初観劇しましたヨ。
刈谷市総合文化センターの場所
東海道本線[刈谷駅]南口200m先、バロー刈谷店西側です。刈谷市総合文化センター内のアイリスホールでは様々な舞台が上演されているため、HPでいつも上演情報をチェックしています。今回はアイリスホールセンター窓口で直接チケットを購入しました。気軽に観劇できる2階席(4,000円)ゲットです。
施設利用時間/ 9:00~22:00
休館日/ 毎月第一月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12月29日~1月3日)、臨時休館有り
電話番号/ 0566-21-7430
> 訳ありお値打ち!刈谷市駅徒歩2分のユニオンハイツ刈谷3LDK
刈谷市総合文化センターは東海道本線[刈谷駅]とペデストリアンデッキで繋がるホールです。1階には勉強スペースがあり、高校生や社会人が22時まで勉強している姿をお見掛けします。
野村家三代様(人間国宝じいじ・父・ご子息)、ようこそ刈谷市へいらっしゃいました!
狂言だけじゃあない萬斎さん
野村萬斎さんを初めて意識したのは、夢枕獏さんの小説が映画化された時。2001年映画[陰陽師/安倍晴明役]の涼やかな流し目に魅入られました。
最近では2023年NHK大河ドラマ「どうする家康/今川義元役」に恋し、
TBSテレビ系「日曜劇場アンチヒーロー/伊達原役」では悪役なのにどこか憎めない萬斎流の妙味を楽しませていただきました。
セリフ回しが大好きな俳優さんです。
初めての狂言観劇、声が聴けるだけで満足です。
狂言[舟渡聟(ふなわたしむこ)/六地蔵]
狂言では聞き慣れない語句が沢山出てくるため、最初に野村萬斎さんが一人舞台に立ち、解説をされます。
この日は[舟渡聟(ふなわたしむこ)]と[六地蔵]の二演目。
- 内容は起承転結がはっきりしている庶民主役のドタバタ劇です。
物語の締めくくりには毎度、小学生の頃に見たドリフターズの『8時だョ!全員集合』のオチのテーマ曲が脳内に流れます。
まさか狂言でドリフターズが蘇るとは!想定外の出来事でした。※狂言知識ゼロ人間の戯言です
萬斎さんが伝えたいこと
狂言は日本の伝統芸能です。当初は庶民のお楽しみであった狂言ですが、次第に武士のための芸能になり、庶民からは縁遠い存在になってしまった歴史があります。
演劇の文化は発展し続け、「2.5次元舞台」なる新しいコンテンツも生まれました。
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現代において、ハイカルチャーな存在(敷居が高いため楽しむ方が少数)になってしまった能・狂言を後世に残すためには、なにをしたら良いのか。
バレエ界では熊川哲也さんが、そして狂言界では野村萬斎さんが使命感を持ってTV・ネットメディアに多く露出されている理由です。
今回4,000円で狂言に触れる機会を得られたことも、その一環なのだと思います。ありがたいことです。
狂言観劇の後
この日、いつも親しくさせて頂いているSさんと偶然出会い、名古屋能楽堂常連の[人生の大先輩]をご紹介いただきました。
お着物を召された狂言エキスパートは「○の○と申します。」と即座に名乗られ、未熟な私は咄嗟の事で名乗りそびれてしまいました。
その後、野村萬斎さんの解説で『狂言では話の序盤で「この辺りの者でござる」という名乗りから始まることが多い』と教わります。
「この辺りの者でござる」
その気負いすぎない名乗り方を現代の挨拶に取り入れることができたなら、もっと人付き合いがうまくなるのかもしれません。
狂言文化に少しづつ慣れ親しんでゆけたらいいな。
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