あなたは安城歴史博物館の企画展をご存知ですか。年4回開催され、その企画展にあわせてイベントが催されます。人気の企画展や夏休み中は多くの親子が来場されます。
歴史博物館の場所
1991年(平成3年)2月、安祥城址公園内の一角に開館した歴史博物館です。時折ミュージアムコンサートや講演会などが開催されます。安祥城址公園内には他に安祥公民館や市民ギャラリー、埋蔵文化材センターの建物もございます。
開催場所/ 愛知県安城市安城町城堀30
TEL/ 0566-77-6655
開館時間/ 9:00~17:00 月曜休館
電車で行かれる場合/ 名鉄西尾線「南安城」駅下車後、東へ徒歩約15分
2025年企画展
日本デンマークと呼ばれた時代
企画展「日本デンマークと呼ばれた時代-100年前の碧海地区と農業-」の開催期間は2025年4月19日(土)から6月29日(日)です。
歴史博物館の収蔵資料を中心に、碧海郡が「日本デンマーク」と呼ばれた時代の農業やくらしについて紹介されています。閲覧は無料です。
開催期間内は講演会やイベントが盛りだくさん!
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関連事業
◇記念講演会「『日本デンマーク』に込められたもの -人が豊かに生きる場としての農村をつくる」
◇歴博講座「日本デンマークのくらし~収蔵資料からわかること~」
関連イベント
◆日本デンマーククイズに挑戦!
◆オリジナルボードゲーム『日本丁抹』で遊ぼう!
◆昔の民具体験
◆ボードゲーム『日本丁抹』体験会
◆昔のレシピを再現!『丁抹うどん』を作ろう!
◆日本デンマークのお座敷文化レクチャーコンサート 安城芸妓とお座敷唄の会
大正末期から昭和初期にかけて、碧海群は農業先進地として注目されました。
大正期、農業・農村の理想の国としてデンマークが取り上げられ、それになぞらえて碧海郡は「日本デンマーク」と呼ばれるようになりました。
ヘッドホンマークがある箇所では音声ガイドが用意されており、解説を聞くことでより深く楽しめます。※無料サービス
人気のイベント企画展では約200名の方が来場する日もあるそうです。この先は撮影不可の展示物があります。
碧海郡の特産物をまとめた地図が展示されています。
安城市の特産品として最初に思い浮かぶのは「梨」!県内有数の梨産地としてメディアでも取り上げられており、県内外からも注目されている安城市です。
特に安城町を中心に明治30年頃から生産が始まった梨は「三河梨」と呼ばれ、有名です。安城町では梨以外にも落花生・長芋・西瓜・土当帰(ウド)・切り干し大根が生産されていました。
梨農園で収穫した梨を納屋に運ぶのに使用されていた梨籠。
市内榎前町井杭山の梨農家で実際に使用されていたものです。
現在ではこの様な梨を運ぶ光景を見ることもなくなりました。農業発展の礎を知り展示品を見ると、当時の梨農家さんのご苦労が伝わってきます。
千切りにした大根を干すための簀子(すのこ)。
切り干し大根の作業風景。我が家では馴染みのある食材「切り干し大根」ですが、最近のスーパー価格は1袋300円近く高騰。高価な食材となりつつあります。
昭和10年(1935)に開設された更生病院の模型。内科・小児科・外科・産婦人科・眼科など設置された総合病院です。
2002年(平成14年)4月30日安城駅南口から約1.5km南方の広大な農地を転用して新築移転され、名称が「厚生病院」から「安城更生病院」に変更されました。
三河に住んでいると何気なく耳にする言葉「日本デンマーク」。この企画展では大正期における安城市の様子や農業の発展をご覧頂けます。
7月の特別展は「空襲に備えよ」です。
安城市の特産品
安城歴史博物館ホールでは安城市の特産品が販売されています。
安城市はいちじくの日本有数の産地のため、いろいろないちじくのお菓子が開発されています。
「いちじくボーロ」完熟いちじくをたっぷり使った特別なお菓子。
「安城和牛」を使用した贅沢なカレー。
「日本デンマーク」と呼ばれる以前の碧海群は、特にその中心をなす碧海台地は「荒地」や「不毛の地」であったと書籍に記されています。そのような土地が「日本デンマーク」と呼ばれるようになるには「明治用水」が大きく関与していることを初めて知りました。
愛知県立農業学校や地域の農業教育の話には欠かす事ができない「明治用水」。
この企画展を通じて、その時代を生き抜く人々の考え方・社会的背景を学ばさせていただきました。安城市がより身近に感じる企画展!ぜひお立ち寄りくださいませ。
桜コンサルタントは刈谷郵便局本局斜め向かいの不動産屋です。刈谷市・安城市・知立市・岡崎市・高浜市・西尾市・碧南市・東浦町・大府市・豊明市・名古屋市緑区を中心とした三河エリアの不動産売買を承ります。たまに東京の不動産も仲介させていただいていますヨ。不動産のことでしたらなんでもお気軽にご相談ください!