愛知県刈谷市は、トヨタグループ各社の本社が集う企業城下町です。2024年12月に創立75周年を迎えたデンソーは、2025年6月に「デンソーミュージアム」をリニューアルオープン!デンソーの歴史と挑戦を知ることで、実は私たちの生活と深く繋がっていることに気づきます。
デンソーミュージアムの場所
所在地/ 愛知県刈谷市昭和町1-1 株式会社デンソー本社5号館 3階
予約サイト/ https://densomuseum.resv.jp/
開館日時/会社稼働日の9:30~17:00※毎月1回、第1土曜日に開館
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入場自由ですが、自分では気づけない仕掛けや楽しみがあるため、ガイドツアーを予約してから参加されることをおススメします。
- 開催日:月~金曜日(定時14:00)
- 所要時間:60分
- 言語:日本語のみ対応
デンソーミュージアムは、JR・名鉄刈谷駅から約600メートルの場所にあります。現在、刈谷駅とデンソー本社付近までつなぐウイングデッキ(歩行者デッキ)の整備計画が進められており、駅利用者の利便性がさらに向上する見込みです。
お車で行かれるあなたは、相生公園の道向かいにある来客用駐車場出入り口をご利用くださいませ。
来客用駐車場以外の門から入ってしまうと、守衛さんが走ってきて声を掛けられるため、ドキドキします。
デンソーミュージアムは、デンソー本社ビルの3階です。
刈谷市にはデンソーミュージアム含め、企業系ミュージアムが4つありますが、いずれも企業の敷地内にあるため、最初の頃は部外者立ち入り禁止なのでは…と思ってしまい、なかなか慣れませんでした。
エレベーターに乗り、3階へ。
デンソーミュージアム入口です。
デンソーミュージアムの仕掛け
最初はガイドツアー無しで見学しましたが、その後、ガイドツアーを予約して再度訪れました。自分だけでは気づけない仕掛けがいくつか用意されていることに気づきましたので、いくつかご紹介しますね。
まずは入口の扉。普段は開けたままになっていますが、ガイドツアーの時にはスクリーンになり、スタイリッシュな映像が映し出されます。
床には創立から現在までのデンソーロゴマークの遍歴。踏んでしまうとなんだか申し訳ないので、知ってからは和室の畳の縁を踏まないように歩くのと同じ感覚で歩くようになりました。
【ORIGIN オリジン】エリアの床には、創業当初3坪(約9.9平方メートル)の作業場から始まったデンソー激動の時代を紹介する映像が映し出されます。普段の生活では、映像の上を踏んではいけない場面が多いかもしれませんが、ここは勇気をもってぜひ足を踏み入れてください!足裏から創業当時の臨場感を感じられます。
こちらの映像を観ていて驚いたのは、電装品の開発中に豊田喜一郎氏が発した「やめたいがどうか」という発言!!!1980年映画「遥かなる走路(豊田喜一郎氏の生涯を描いた作品)」のDVDを事前に観た私にとってはすごく違和感があります、、
そして喜一郎氏にそう言われても、開発を続けた日本電装時代の社長さんにはシンパシーを強く感じます。※現在私は、地域に賑わいと話題を生み出す『福よせ雛』を刈谷市でも開催したいと思い、各方面に協力をお願いしていますが、交渉が一筋縄ではいかない場面があるため
【HISTORY ヒストリー】エリアのジオラマには、ディズニーランドの“隠れミッキー”のように、隠れロゴマークが潜んでいますよ。お時間のあるあなたは探してみてくださいね。
勝手にランキング!好きな展示トップ3
私たちの生活の様々な場所で目にするQRコードが、実はデンソーが開発した2次元コードだと知りました。特許開放し、現在では世界中で利用されています。1企業の技術革新が私たちの暮らしを大きく変え、便利にしてくれている!これからは感謝の気持ちを持ってスマートフォンをQRコードにかざします。
家族構成やその日の予定に合わせて寄り道ルートを提案してくれたり、近くの人気スイーツ店を教えてくれる、未来の自動運転が体験できます。
必ず近いうちに実現するだろうと確信させてくれる展示です。
近年の気候変動は、農業に多大な影響を与えています。日本でもオレンジジュースやバター、お米が店頭から消えるという事態が起きました。このまま輸入に頼り続けると、将来食べ物が手に入らなくなるのではないかという不安が募る中で、デンソーが農業に参入したことに、大きな希望を感じています。
デンソーは2025年7月に、オランダのトマト種苗メーカーであるアクシア・ベジタブル・シーズの全株式を取得。この買収により、デンソーは自社製のロボットが自動で収穫しやすいトマトの品種を、アクシアと共同で開発・販売していく予定だそうです。
いずれはQRコード誕生の時のように、農業の様々な開発に取り組んでいくのではないか、トマト以外の野菜にも取り組むのではないか。私はここに希望の光をみつけました。
まとめ
私たちは血の繋がった家族ではありません。しかし、お互いに影響を受け合いながら日本で、地球上で生活しています。企業も同じように、私たちと繋がり、共に歩んでいます。私たちは繋がっている。
今、日本はアフリカホームタウンや東京都のエジプト移民問題、メガソーラーパネル問題をはじめ、さまざまな難題に直面しています。しかし、愛知県刈谷市の企業ミュージアム巡りをしていると、希望の光が見えてきます。自分が住んでいる環境を築いてくださった先人たちへの感謝の気持ちと、まだまだ自分にできることがあるのではないかという気持ちが湧いてきます。今日も一日、前向きに頑張ろうっと。
桜コンサルタントは刈谷郵便局本局斜め向かいの不動産屋です。刈谷市・安城市・知立市・岡崎市・豊田市・高浜市・西尾市・碧南市・東浦町・大府市・豊明市・名古屋市緑区を中心とした三河エリアの不動産売買を承ります。たまに東京の不動産も仲介させていただいていますヨ。不動産のことでしたらなんでもお気軽にご相談ください!