2021年9月14日中日新聞朝刊で気になる記事を見つけました。国交省などの検討会で[太陽光パネル設置の義務化]の議論がされているとのこと。驚きました。
新築住宅は2025年度に省エネ義務化となる
新築住宅に2025年度から省エネ基準適合が義務化されます。基準適合には窓や壁の断熱、効率の良い給湯設備などが必要となりますが、住宅着工件数の多くを占める分譲住宅建築会社(主に飯田グループホールディングス株式会社)はすでにその流れを汲み建築しているため、身近なところで義務化による大きなトラブルは起きないと推測します。
将来、太陽光パネル設置は義務化となるのか
国交省などの検討会では2021年4月の初会合から約4ヶ月で、25年度義務化の方針を取りまとめました。その方針の中には[太陽光パネル設置義務化]もありましたが、今回見送られたそうです。
太陽光パネル設置義務化が見送られた要因
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太陽光パネル設置のメリット
光熱費を節約できる
地球に優しい
災害時でも自家発電
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太陽光パネル設置のデメリット
設置費用が高額(10年で元が取れるかどうか)
日照時間や屋根の大きさによっては十分な発電量を得られず
現在、太陽光パネルは中国製が7割以上のシェアを占める
どうやら太陽光パネルは良い事ばかりでは無いらしい?
新築戸建を撮影したり、ご案内する際に、その隣家の屋根に太陽光パネルが設置されていることが増えました。隣家との敷地高低差やパネルの傾度によっては、太陽光の反射で熱がこちらに来るのではないかと気になる事もあります。今後、設置費用の負担軽減目的で国からの補助金があるかもしれませんが、問題はお金なのではなく、実際に[設置できる家]と[設置しないほうが幸せな家]が存在すると考えます。