名古屋市内に好きなパン屋が数軒あります。その内の1軒が名古屋市天白区「ブランジェリーぱぴ・ぱん」です。初めて来店したのは10数年前ぐらいでしょうか。パンのおいしさはもちろんの事、店内の雰囲気がおしゃれすぎて衝撃が走ったのを覚えています。フランスの空気が流れる素敵なパン屋さんご紹介致します。
名古屋市天白区「ブランジェリーぱぴ・ぱん」/《2021.5月訪問》
所在地/名古屋市天白区植田3-1209-1 サンテラスタカギ1F
TEL/(052)808-7539
営業時間/8:00~19:00
定休日/月曜日、火曜日
パン激戦区で輝き続けるお店
名古屋市営地下鉄鶴舞線、植田駅徒歩約2分の場所にあるフランスの伝統的製法と御影石床釜オーブンで焼き上げるパンと焼き菓子の専門店「ブランジェリーぱぴ・ぱん」種類が豊富なパン屋さん。「ブランジュリーぱぴ・ぱん」は、マンションの1階に店舗がございます。ただいまマンションの大規模修繕中の為、マンション全体に足場が組まれています。
お店に到着したのは、お昼前。7・8組のお客様が外で並ばれています。人気店なのですが、回転が速くスタッフの方の対応がスピーディなので今まで並んで入店した事がありませんでした。お昼前という時間帯が他の来店者と重なったのかもしれません。店内には2・3組のお客様が入るといっぱいで、身動きがとりにくくなります。広いとは言えませんが、その分店内のこだわりを身近で感じる事ができるお店です。
ジブリ映画『魔女の宅急便』に登場するような、可愛らしいヨーロッパ風のパン店
10数年前に初めてこのパン屋に来店。パンの記憶よりも、店内のかわいさの方が私の心に強く印象強く残りました。その当時、パン屋のパンがショーケースに並んでいるお店があったでしょうか。いやいやなかった!このお店のショーケースが欲しい!と思ったくらいですから。店内のかわいさは何年経過しても変わらず。またいつ来店してもパンの種類豊富で迷います。選ぶのも楽しいし食べて美味しいパン屋さんとはこのお店の事。
本日は甘いパンと甘くないパンの2種類を購入しました。甘くないパン、そして野菜を意識的に食べようと努力中の私がまず選んだのは、野菜が入っている日替わりミックスサンドとその隣のNEWパンフランスサンドイッチ。2種類の味が楽しめます。①モルタデッハラとマリボーチーズ②にんじんマリネとツナサラダ。大きな口を開け食べる事になります。パンのおいしさと手作りの総菜を両方味わえます。
甘いパンは、クイニーアマンとミックスベリーのタルトとオレンジとチョコのパンを購入。クイニーアマンが流行った時には、どれだけ食べた事でしょうか。しかし食べ飽きることなく、今食べても美味しい。クイニーアマンは、フランスの伝統菓子です。
焼き菓子も美味しいんですよ。ラスクやグラノーラを毎日のおやつタイムに食べる事ができたらどんなに幸せでしょうか。
焼き菓子、手土産に喜ばれる事でしょう。
名古屋市天白区はパン屋の激戦区。しかし、魔女の宅急便のような世界感があるパン屋はこのお店だけです。おそのさんには会えませんでしたが、スタッフの方はいつも元気で、接客のいろはをしっかりと学ばれています。パンの事について電話で問い合わせをしたこともあるのですが、丁寧親切に対応して頂き好感がもてました。
お店の駐車場はございません。近隣パーキングをご利用下さいませ。
そうそう店名の由来気になりますよね。ぱぴぱん。以外に簡単に覚える事ができ、忘れる事がなかったので店名の由来を気にした事がありませんでした。でも調べてみると、納得できましたのでお伝えします。帰国も迫ったフランス生活終盤に、オーナーが偶然見つけたひとつの絵本から始まります。その絵本の絵の中に目指すパン屋さんの姿を見つけたそうです。「ぱぴ」というのはフランス語で「おじいちゃん」を意味します。いつかこの絵本の中にあるような、街の人々に愛され、味のあるおじいちゃんのパン屋になれるよう、一年一年素敵に年を重ねていけたなら。そんな気持ちが「ブランジェリーぱぴ・ぱん」の名前には込められているそうです。オーナーさん、既に街に溶け込み愛されていますよ。
「ブランジェリーぱぴ・ぱん」をこのように表現された方がいます。ジブリ映画『魔女の宅急便』に登場するような、可愛らしいヨーロッパ風のパン店。この表現に共感。できるなら私が先にそのような言葉で表現したかった。何年経過しても初来店で感じた不思議な力が宿っているパン屋には、見えないけどおそのさんやキキ・ジジが存在していると信じています。