愛知県が県立高校4校(明和・津島・半田・刈谷)で2025年度から中高一貫教育を導入することを発表しました。刈谷市の地元不動産屋として「刈谷高校」にフォーカスし、整備内容を追います。
愛知県立刈谷高等学校
2025年4月、刈谷に刈谷高校附属中学校が誕生します。
所在地/愛知県刈谷市寿町5-101
略称/ 刈高(かりこう)
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~通学可能な地域~
> クリオ刈谷セントラルマークス
> エルグランデ高松公園
> プレサンスロジェ刈谷CL
2025年附属中学校入試
附属中学校が人気の理由
2024年8月2日中日新聞より抜粋
入試なしで高校へ進学できる「併設型」の公立中高一貫校開校は愛知・岐阜・三重では初めて。2024年8月に行われる県の説明会には880組の申し込みがあり、注目の高さが伺えます。
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★人気の理由★
①公立のため親の経済的負担少なく、先進的な教育を子に受けさせることができる
②スーパーサイエンスハイスクール(SSH)をベースとした幅広い探究学習を受けられる
③刈谷高校は文武両道の学校であり、学業だけでなくサッカーや野球も打ち込める
④国際的に活躍できる人材育成が13歳から始められる
当然受験熱が高まり、進学塾への期待も大きくなっています。
2024年8月2日中日新聞より抜粋
文部科学省よりスーパーサイエンスハイスクールの指定を受けた学校には、科学技術振興機構が活動推進に必要な支援を実施。学校に代わり物品購入、研修・講師費用等の支払いを行うほか、発表会の企画運営や情報提供等を行い、活動をサポートしている。
附属中学校で求められる人材
愛知県がどんな生徒に特別な教育(スーパーサイエンスハイスクール)をベースとした探究学習を受けさせたいのか。
県が掲げる「チェンジメーカーの育成」という言葉を聞いてもピンときません。
「答えのない世界で、他者と協働しながら、粘り強く頑張れる人物」の素質を持っているかどうかを判断する試験とは一体どんなものなのか。
ぼんやりとしたイメージしか持てない私でしたが、2024年8月に佐鳴予備校の中高一貫校受験対策クラス担当の先生とお話する貴重な機会を頂き、グッと理解が深まりました。
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お聞きして分かった事
〇入試に英語は無い
〇途中で諦めない、粘り強い子が強い
〇佐鳴予備校の受験対策クラスは小学4年生~6年生を対象とし、集団授業を行っている(個別授業ではない)
〇「適性検査」という名の一次選抜では複数の教科を組み合わせた問題がでる
〇仮に中学受験に失敗しても2度目のチャンスがある(高校受験)
〇愛知県HPに愛知県立中高一貫校附属中学校の入学者選抜「適性検査」(全コース共通)のサンプル問題が掲載されている
第一次「適性検査」とは
愛知県HPにサンプル問題が掲載されています。
問題を解くことで、ようやくどんな生徒に付属中学校へ通ってほしいのか理解できました。県は「特別な受験テクニックは必要ない」としていますが、問題慣れしておくことは必須です。
また、出題内容は受験にとどまらず、今後の人生において(主婦業にも)役立つ知識が身につけられることを理解しました。
やっぱり進学塾はスゴイ
刈谷高校が中高一貫校に選ばれたと知った日から今まで、ぼんやりとしたイメージしか持てなかった私でしたが、佐鳴予備校の中高一貫校受験対策コース担当の先生とお話し、また愛知県HPに掲載されたサンプル問題を解き、ようやくはっきりとしたイメージが持てるようになりました。
これぞ進学塾パワー。
抽象的な言葉「チェンジメーカーの育成」を分かりやすく、どんな内容や方法で実行・実現したらよいのか具現化してくれます。
佐鳴予備校の先生の発案力・提案力に少し触れただけで、中高一貫校への考え方に大きな変化が生まれました。
佐鳴予備校関係者の皆様、このような機会を与えていただきありがとうございます。
附属中学校普通コース定員80人
2024年6月14日刈谷ホームニュースより
①付属中学校の校舎は4階建て
②2025年度の募集は1年生だけ
③普通コース2学級80人
④受験学区は三河学区(大府・豊明・東浦含む)
⑤授業料と教科書は無償
面接に重きをおいた入試選抜
2023年5月27日中日新聞にて中高一貫入試選抜方法に関する考え方が掲載されました。県は受験テクニックを必要とする過度な難問は避ける方針です。
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■思考力・判断力・表現力・課題解決力等を総合的に測る適性検査
■中高6年間で学び続ける意欲
■志望動機・適性・コミュニケーション能力
2023年7月をめどに概要を公表、10月ごろに選考日程や方法の詳細が発表される予定です。
桜コンサルタントは刈谷郵便局本局斜め向かいの不動産屋です。刈谷市不動産売買のご相談を多く承っております。公式LINEからお気軽にお知らせくださいませ。
中学校校舎の建設工事始まる!
中学棟の基礎
2024年8月11日撮影。青く見えるのは断熱材です。
エレベーターが設置されるようです。
中学棟の杭
2024年6月16日撮影。
4階建て建物の杭です。
2024年4月17日撮影。刈谷高等学校附属中学校校舎建設工事に伴い、4月13日に来校者用駐車スペースの移動がありました。
中学校校舎(4階建て)の基礎工事を行う為の花壇撤去作業が行われています。
2024年5月2日撮影。GW期間中の様子です。
2025年度から導入する中高一貫教育に必要な整備内容が決まりました。刈谷高校は4階建ての中学校用校舎と小体育館を新設します。
【併設される中学校概要】
学校名 | コース名 | 学級数(生徒数) | 通学可能な区域 |
刈谷 | 普通 | 2学級(80人) | 三河地区(大府市、豊明市、東浦町含む) |
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高校進路説明会参加
令和4年度[刈谷南中学校 進路説明会]に出席し、刈谷高校の教頭丸山氏の簡潔な学校説明を拝聴しました。その内容をメモしましたのでご紹介します。
- 令和4年で創立104年になる刈谷高校では、スーパーサイエンスハイスクール事業(略してSSH)に取り組み、エージェンシー(使命感)に満ち溢れた生徒を育てている。
- 文系・理系・そして新たに令和4年4月より始まった「探究系」はSSH事業の目玉とし、学際的なサイエンスリーダーを育成。
- 令和5年2月より特色選抜開始。上限10名だが、学習実績や英語能力等の条件が満たされなければ生徒選抜はない。
- 令和5年4月より新制服・第三の制服(ブレザー)導入。
- SSH事業の一環として毎年6月にサイエンスデー開催・・・最先端で活躍する研究者の講演会を聞き、また3学年全生徒が課題研究の成果を発表。優秀な生徒は10月にその成果を英語で発表。質疑応答すべて英語。
歴史を感じる古風な学ラン・セーラー服に、今どきのブレザーが追加されました。赤いリボンのデザインが素敵です。
開かれた将来の進路
刈谷高校OB・OGが進学する大学は以下の通り。県内屈指の進学校である刈谷高校の周辺には進学塾が集まります。
東京大学・京都大学・名古屋大学・一橋大学・大阪大学・東北大など
早稲田大学・慶応義塾大学・明治大学・中央大学・東京理科大学・同志社大学・立命館大学・南山大学など
刈谷高校教頭丸山氏の〆の言葉は「相田みつをの詩」
だれが自分になる
生徒たちの「自分探しの旅をサポートする」ことに、刈谷高校は重きを置いています。
さて、私が今一番関心を持っている「中高一貫教育導入」に関しては一切語らなかった丸山氏。中学3年生の学校説明会に不要な事項は語らず、といった姿勢が凛として素敵でした。15分間の檀上でのスピーチ、ありがとうございました。
刈谷高校の部活
2023年6月全三河高校野球優勝!
2023年6月4日中日新聞より抜粋。6月3日に豊田市運動公園野球場で行われた全三河高校野球 決勝戦にて刈谷高校が逆転勝ちし優勝しました。おめでとうございます!
- 有志の方より写真お借り出来ました。ご協力感謝いたします!
~全三河高校野球~
優勝/刈谷高校
2位/蒲郡高校
3位/西尾高校
2023年5月全三河高校野球4強入り
2023年5月28日中日新聞より抜粋。27日に刈谷球場で行われた全三河高校野球 準々決勝にて刈谷高校が逆転勝ちし、28日準決勝へ進めることとなりました。
5月28日(日)校舎に掲げられていたのは「祝サッカー部垂れ幕」です。グラウンドでは「ありがとぅございま~~~~す」という野球部員たちの野太い掛け声が幾度となく響いていました。応援しています!
刈谷高校の卒業式
2023年3月3日(金)卒業式。校舎にかかる垂れ幕には「祝🌸卒業 時代を創る人物であれ」と書かれています。卒業式が終わり、記念写真を撮りたい在校生たちがお目当ての先輩の前に列を作りワチャワチャとしている姿が微笑ましいです。青春だなぁ。
避難所開設訓練in刈谷高校
2023年11月26日(日)中部ブロック一斉避難訓練が行われました。私が住んでいる刈谷市寿町の避難所は刈谷高校です。
北門から体育館へ向かって歩きます。
刈谷高校の敷地内を歩くのは初めてです。
文武両道の刈谷高校では「祝 受賞」「祝 優勝」の垂れ幕が頻繁に入れ替わります。
防災服を着た市職員さんが北門で受付。
学校敷地内の防災倉庫。
いずれは中高一貫のために新棟4階建てが建てられる場所に簡易トイレ開設。
刈谷高校の樹木は紅葉が始まっています。
体育館では避難訓練の準備が始まっています。刈谷南中学校の生徒さんが6名自主的に参加されていました。偉い!
まだ時間があるので構内をウロウロ。
壁打ち厳禁。
災害や緊急事態などの停電時でも商品の供給が可能な災害ベンダー機が置かれています。
町民よ体育館へ集合!
体育館の時計にバドミントンのシャトルが引っ掛かっています。あの場所は取れないよね、と気になりながら訓練スタート。
簡易ベッドと段ボール間仕切りを組立てます。「60世帯分しかないため、実際の災害時には自宅が崩壊していなければ、自宅待機でお願いします」とアナウンスあり。
自宅待機時のトイレ使用方法についての説明がありました。下水は使えませんので、ゴミ袋を二重にしてとにかく流さない事。もし詰まったら復旧にかなりお金がかかるそうです。(マンションの方は特に高額)
袋に入れるのは紙タイプの猫砂がおススメとのこと。あとで燃えるゴミとして捨てられます。
災害援助用クラッカーと5年保存可能な水をお土産にいただきました。ありがとうございます。
プール下の部室の靴箱。
マネージャーさんが描かれたのかな。可愛らしい絵。
「土を捨てたら平らにならして下さい」看板多数あり。
刈谷高校の貯水タンクは県が管理しているため、実際に災害が起こった時に使用できるかは不明だそうです。多分鍵を開けてくれる、というお話で終わりました。
また、他の避難場所(住吉小学校と刈谷南中学校の体育館)にはエアコンが設置されていますが、県立の刈谷高校にはエアコンがありません。
実際に避難訓練に参加すると、いろいろと分かってくることがあります。
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