街の不動産屋はマンションの躯体を見る機会に恵まれています。これから生まれ変わる神秘に満ちた世界。今回はエスポア刈谷の壁の中をご覧いただきます。
エスポア刈谷
所在地/ 愛知県刈谷市大正町3丁目103
エスポア刈谷は名鉄三河線「刈谷市」駅より80m先の立地です。
東隣に都築医院がありましたが、2022年に解体され更地になりました。
レッツ!スケルトン体験
ようこそ。スケルトンな世界へ。大工さんたちが黙々と大量の資材を部屋へ運びこんでいます。
北側洋室の壁に新しい架橋ポリエチレン管が設置されました。
■樹脂管なので耐久性、耐熱性、耐腐食性が良い
■錆びないので衛生的、腐食トラブルの心配がない
■鋼管のように分岐[繋ぎ目]する必要がないため、繋ぎ目が劣化しない)
青い樹脂管が給水配管、赤い樹脂管が給湯配管、ベージュ色はガス管です。戸建では床下に這わせている配管ですが、マンションには床下というものが無いことが多いため(※床を上げると天井が低くなってしまう)、壁や天井に這わせることになります。
仮に青や赤の配管が劣化した場合はさや管ヘッダー(直接配管工法)から古い管を抜き、新しい管を差し替えます。他のマンションで、水が通る鋼管をコンクリートに埋めているお部屋を見たことがあります。それと比べると格段にメンテナンスしやすくなっています。
壁から天井へ伝う配管。
浴室へ。
天井の空洞。
ユニットバスが入りました。
ユニットバスの裏側。
ユニットバスのタオル掛けを設置するための下地材です。
浴室側から見たタオル掛け。
指示を走り書きした壁を読むのが好きです。
石膏ボードで新しい壁が造られているリビング。
壁の中の下地材。壁に時計を掛けるために釘やフックを打ち付ける時には、この見えない下地を探すことになります。
躯体の美しさ、面白さはマンションごとに違うため飽きることがありません。
スケルトン探検隊まとめ
躯体はとても興味深く、出会う度にワクワク興奮します。リノベーション工事が終われば、もう二度と見ることができない建築美。今後もスケルトン探検隊の冒険は続きます。
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