街の不動産屋はエアコン隠ぺい配管に出会うことがよくあります。あなたは隠ぺい配管をご存知ですか。
隠ぺい配管とは
隠ぺい配管とは【エアコン配管】を見えないように設置する工法です。通常は露出配管が多いエアコン設置ですが、理由あって隠ぺい配管にすることがあります。
実例
マンション中部屋にエアコンを設置するために、中部屋からバルコニーまで壁に配管がつたうリビングです。
最近はリノベーション工事の際に、壁の中に配管を通す【隠ぺい配管】をするお部屋が増えました。見た目スッキリ。これはマンションに限ったことではなく、注文住宅でも行われています。目的は外観デザイン重視。(一〇〇務店さんのこそこそ話・・・昔は施主さんに聞くこともなく当たり前のように隠ぺい配管を行っていたけれども、最近はあまりしなくなったそうですよ)
配管カバーの中に入っているのは、ドレンホース(室内機で発生した水を屋外へと排出するホース)と銅管です。
隠ぺい配管にするメリット
■エアコンの配管が見えなくなるため、見た目がスッキリする
■本来、エアコンが取り付けられないような部屋にも設置できる
隠ぺい配管のデメリット
■通常工事での取り付けができないため、家電量販店で「隠ぺい配管」であることを事前に伝える必要がある
■将来、壁の中に入っている配管を交換する際に手間
■故障の原因が探しにくい
■取り付けられないエアコン機種がある
隠ぺい配管まとめ
人にはそれぞれ許容範囲というものがあります。本来つかない部屋にどうしてもエアコンを設置したかったり、毎日の生活で露出配管を眺めていたくない!という方は隠ぺい配管にされたほうが日々穏やかに生活できます。不動産屋は時々思います。「オシャレは不便だ」と。ピンヒールの靴を履けば足は綺麗に見えますが、足のつま先が痛いのを我慢しなくてはなりません。私が隠ぺい配管のあるお部屋を「オシャレだな」と思うのはそうした理由からです。
刈谷郵便局本局斜め向かいの不動産屋[桜コンサルタント]の佐々木朱美です。「不動産」は不動、動かないと書きますが、実際は良く動きます!